初代春峰 (1896~1965)
愛知県瀬戸市生。京都に入り東山々麓に開窯。画号は玉舟。
商工省より技術保存作家の認定を受ける。
煎茶道花月庵家元、田中青坡氏に師事。
全日本煎茶道連盟結成に際し、同家元代理として参画。
黄檗山宗総本山萬福寺より黄檗陶匠の委嘱を受ける。
裏千家淡々斎宗匠の来訪を得、「春峰花自開」の一行を賜う。
湯川秀樹・末川博氏らとの交流を持つ。
二代春峰 (1928~1997)
初代春峰の長女。染付、色絵、交趾技法を得意とする。
皇太子妃、美智子妃殿下に煎茶器を献上。
求めに応じ大阪万博タイムカプセルに作品を納める。
三代春峰 (1950~)
昭和25年 二代春峰の長男として生まれる。
昭和52年 京都府立陶工訓練校終了後、
京都市工業試験場窯業科にて釉薬等の研究の傍ら二代春峰の指導の許で陶芸技法の研鑚に努める
昭和63年 黄檗宗第五八代管長、奥田行朗猊下より「在心」の居士號を賜う。
以後同號にて作陶
平成9年 三代春峰を襲名。
黄檗宗第五九代管長、林文照猊下より黄檗陶匠の証を受ける。
以後、各地百貨店美術画廊等で個展を開催。
平成18年 日本橋三越本店にて、黄檗陶匠委嘱五〇年記念作陶展を開催。