古陶磁百選

桃山時代の志野、織部の幽玄な美、雨過天晴と称される中国南宋の青磁、侘び寂びの原点なる李朝の白磁・・・・

そのような古陶磁に魅せられて一点、二点と増えていく骨董コレクション。春鼎庵の提供する古陶磁をあなたのコレクションのひとつに加えてみられてはいかがでしょうか?

参考資料として中国・日本・朝鮮の歴史年表を添付しました。

page日本・中国・朝鮮歴史年表

骨董品の箱書の日付には和暦・干支が記載されているものがあります。干支は60年周期で元に戻り年代を判定する一助となります。和暦・干支から西暦を換算し作品の正確な年代を割り出します。

page和暦・西暦・干支

mouse写真をマウスでクリックすると拡大します。商品名をクリックすると商品の色々な写真が見られます。

—————商品番号 古47————————————————————————————————–

mouse明代 古染付芙蓉手小皿 5客

箱なし  サイズ:直径 8.8センチ 高さ 2.5センチ 高台径 4.0センチ  品物よって多少のサイズの違いがあります。

状態:1客の縁に金直しあり。4客はひび欠けなしの美品。

景徳鎮で作られた中国明代~清代初期の染付芙蓉手小皿5客です。見込みの絵は1客が蛙文、4客が水鳥文。この時代の品物としては状態の良い小皿です。薄手で焼きも良いですが、皿によって呉須の発色に違いが見られます。茶懐石の小皿としてお使いください。

価格 ¥20,000-

—————商品番号 古46————————————————————————————————–

mouse王地山焼 古染付写向付 5客

紙箱  サイズ:直径 15.4センチ 高さ 5.0センチ 高台径 7.8センチ

状態:ひび欠けなく美品。全体的に縁に虫食いが見られます。

王地山焼の始まりは江戸時代末期、文政年間(1818〜30)。当時の篠山藩主であった青山忠裕(あおやま ただやす)が、三田藩で青磁焼成に成功した京都の名工、欽古堂亀祐(きんこどう かめすけ)を指南役として迎え、王地山の地に築いた藩窯がそのルーツです。嘉永年間(1848~54)に最盛期を迎えましたが、明治2年(1869)に廃窯となりました。この器は中国景徳鎮の芙蓉手を模した物で大変良い作りになっています。見込みに焼成時の釉薬の爆ぜなど多少の傷はありますが、王地山焼としては良い出来の作品です。王地山焼は幕末の短期間に焼かれたもので現在残る作品は数が少なく、特にこの器は大変貴重な作品です。サイズ的にも茶懐石の向付に最適な器です。

価格 ¥80,000-

—————商品番号 古44————————————————————————————————–

mouse明代 古染付芙蓉手虫文向付 5客

箱 :合箱  サイズ:直径 15.0センチ 高さ 5.0センチ 高台径 7.5センチ

状態:ひび欠けなく美品。全体的に縁に虫食いが見られます。未使用。

景徳鎮で作られた中国明代~清代初期の芙蓉手染付向付5客です。未使用と思われ、この時代の品物としては、ひびも欠けもない大変貴重な器です。薄手で焼きも良く呉須の発色もきれいです。茶懐石の向付としては最適なサイズであり、この器を用いた茶懐石は最高のおもてなしとなるでしょう。

価格 ¥100,000-

—————-商品番号 古43—————————————————————————————————-

井戸 蛹形鉢mouse井戸 蛹形鉢

時代箱 仕覆  サイズ:直径 16.3~19.5センチ 高さ 6.5~8.2センチ

状態:口縁に1カ所銀繕いされています。

井戸と箱書きされていますが貫入の入った灰色がかった米色青磁の鉢です。このような貫入の入った焼き物は桃山、江戸時代の日本では焼くことができず、中国南宋時代の官窯のものと推測されます。しかし、形は日本人好みの器なので、16世紀ころ日本の茶人が中国に注文して作られた菓子鉢と思われます。侘びた茶会席の預け鉢としてご利用ください。

価格:¥50、000-

—————商品番号 古42—————————————————————————–———————

mouse明代呉州赤絵 鉢

合箱 :サイズ:直径 18.2センチ 高さ 9.2センチ 高台径 7.6センチ

状態:見込みに窯庇、赤絵のすれがありますが時代の割には良い状態です。

サイズ的には丁度良い明代末期~清代初期の呉州赤絵鉢であり、見込みに玉取獅子が描かれています。多少赤絵のかすれがありますが、それも時代の証です。この存在感のある古陶磁を茶懐石の預け鉢としてに用いればお茶会の重みがぐっと増します。

価格 ¥40,000-

—————商品番号 古41————————————————————————————————–

mouse明代 染付開扇 向付5客

箱 :合箱  サイズ:縦 14.0センチ 横 21.5センチ 高さ 4.0センチ

状態:茶人好みの虫食いが多く見受けられます。一客に小さな欠け(金継ぎします)、貫入があります。

中国明代~清代初期の開扇形の染付向付5客です。日本の茶人がわざわざ虫食いの器を中国に注文して拵えたと言われています。この器は茶懐石の向付として最適なサイズであり、この器を用いた茶懐石は最高のおもてなしとなるでしょう。

価格 ¥60,000-

—————商品番号 古37—————————————————————————–———————

mouse明代古染付 橋絵鉢

合箱   :サイズ:口径 14.8センチ 高さ 9.4センチ 高台径 7.7センチ

状態:口縁に釉薬の剥がれ(虫食い)があります。経年による汚れがあります。

中国の明代に日本の茶人から注文を受けて景徳鎮で焼かれた古染付の鉢です。口縁には虫食いと称される釉薬の剥がれがみられますが、数寄者はこれに詫び寂びを感じ珍重しました。この鉢と同様の作品が平凡社陶磁大系の「古染付 祥瑞」に掲載されています。

価格 ¥30,000-

—————商品番号 古32—————————————————————————–———————

明代呉須赤絵 花鳥文皿mouse明代 呉洲赤絵 花鳥紋皿 D

合箱 :サイズ:直径 27.5センチ 高さ 5.0センチ 高台径 15.5センチ

状態:3カ所ニューがあり、金繕いされています。経年による絵付けの擦れ、汚れがあります。

明末~清初期に福建省の漳州窯(しょうしゅうよう)で焼かれ、呉洲赤絵として日本の茶人に愛されてきた作品です。この作品のモチーフは中国の赤絵の代表的な作品として日本の陶芸界に大きな影響を与え、多くの陶芸家が模倣をしています。飾り皿として、また、茶懐石の席でお使いできます。

価格 ¥700,000-

—————商品番号 古30—————————————————————————–———————

交趾焼 花唐草文鉢mouse明末~清代 交趾焼 花唐草文鉢

時代箱 :サイズ:口径 19.7センチ 高さ 10.5センチ 高台径 9.8センチ

状態:高台に小さな欠けがあります、経年による汚れがあります。

明末~清代の作品です。交趾焼きとは中国,明末~清代に交趾地方で生産された陶器の総称です。交趾は中国の南方の地域で,漢代には交趾郡がおかれ開けていました。この地方の窯で広東省の諸窯、浙江省の宜興 (ぎこう) 、蜀山などの窯で交趾手の作品が制作されたようで、青、黄、緑、紫などの釉 を用いて三彩釉に似たやわらかみのある色調が特徴。この鉢は緑色の釉薬に黄色の釉薬でダイナミックに花唐草をあしらった見事な鉢です。見込には金魚が三匹泳いでいる遊び心のある鉢です。使い方は難しいですが、茶懐石の預け鉢としてお使いできます。

価格 ¥20,000-

—————商品番号 古29—————————————————————————–———————

明代染付向付mouse清代 八卦文染付 向付 5客

時代箱 :サイズ:縦径 10.0センチ 横径 10.0センチ 高さ 3.0センチ 高台径 6.7センチ

状態:経年による汚れがあります。ニュウ2客、漆繕1客、掛け1客、完品1客。

清代の作品です。大切に使われてきた器のようですが、それぞれ経年によるニュウや欠けがあります。小振りな平向付ですので小皿や取皿としてお使いください。

価格 ¥20,000-

—————商品番号 古26—————————————————————————–———————

明代むすび古染付向附mouse明代 むすび古染付 向附 5客

時代箱 :サイズ:横幅 18.5センチ 縦幅 15.5センチ 高さ 4.0センチ

状態:4客に金繕い、1客に窯庇があります。縁に虫食いがあります。

このような古染付の器は16世紀、明の末期に日本の茶人が中国景徳鎮に注文して作られたといわれています。多少の直しはあるものの、400年ほど前に作られた作品にしては状態は良く、大切に伝世され使われてきた器です。茶懐石の向附けに最適な大きさです。

価格 ¥80,000-

—————商品番号 古20—————————————————————————–———————

明代呉須赤絵 花鳥紋皿 Cmouse明代 呉洲赤絵 花鳥紋皿 C

合箱 :サイズ:直径 25~25.5センチ 高さ 3.5~4.3センチ 高台径 13センチ

状態:ひび欠けはありません。1ヶ所、縁にへこみがあります。わずかな変形が見受けられます。絵付にかすれがあります。

明末~清初期に福建省の漳州窯(しょうしゅうよう)で焼かれ、呉洲赤絵として日本の茶人に愛されてきた作品です。この作品のモチーフは中国の赤絵の代表的な作品として日本の陶芸界に大きな影響を与え、多くの陶芸家が模倣をしています。飾り皿として、また、茶懐石の席でお使いできます。

価格 ¥70,000-

—————商品番号 古18—————————————————————————–———————

明代呉洲赤絵花鳥文皿mouse明代 呉洲赤絵 花鳥紋中皿

合箱 :サイズ:直径 22.5センチ 高さ 4~4.5センチ 高台径 12センチ

状態:時代による絵付けのかすれが見られます。わずかな窯庇がありますが全体的には良好な状態。

明末~清初期に福建省の漳州窯(しょうしゅうよう)で焼かれ、呉洲赤絵として日本の茶人に愛されてきた作品です。この作品のモチーフは中国の赤絵の代表的な作品として日本の陶芸界に大きな影響を与え、多くの陶芸家が模倣をしています。飾り皿として、また、茶懐石の席でお使いできます。

価格 ¥60,000-

—————商品番号 古17—————————————————————————–———————

安南赤絵皿mouse安南赤絵 皿

時代箱 :サイズ:縦径 29.5センチ 横径 30センチ 高さ 4.5~5センチ 高台径 19.5センチ

状態:口縁に銀繕い、虫食い、欠け、窯庇などが見受けられますが全体的には良好な状態。

室町~江戸初期に安南(ベトナム)で焼かれた赤絵の角皿です。絵付けは中国の呉洲赤絵をまね、稚拙さが見られますが、温かみのある作品です。安南の赤絵皿は半陶半磁質の柔らかい土に釉薬が化粧掛けし、本焼きしてから絵付けをしています。特に赤絵は数が少なく貴重な作品です。飾り皿として、また、茶懐石の席で焼物を盛って使うことができます。

価格 ¥50,000-

—————商品番号 古16—————————————————————————–———————

明代呉洲染付花鳥文皿mouse明代呉州染付 花鳥文 皿

箱なし :サイズ:直径 27.7~28.5センチ 高さ 5~5.5センチ 高台径 15センチ

状態:全体的にはひび欠けなく良い状態。

青味がかった器胎に淡い呉洲で瀟洒に花鳥文が描かれた見栄えの良い皿です。この皿は明末~清初期に福建省の漳州窯(しょうしゅうよう)で焼かれ、呉洲赤絵と同様に日本の茶人に愛されてきた作品です。かすかな貫入が見られるものの、400年の時を経てもほぼ完璧な姿を保っています。飾り皿としてはもとより実際に使用可能であり、初秋のお茶席で焼物を盛ったらさぞかし映えることでしょう。

価格 ¥40,000-

—————商品番号 古6—————————————————————————–———————–

明代 呉須赤絵 皿mouse明代 呉須赤絵 花鳥紋皿 A

合箱 :サイズ:直径 26センチ 高さ 3.5センチ 高台径 14センチ

状態:数か所に小さな金繕いがありますがひびはありません。わずかな絵付けのかすれがありますが時代を考えればかなりの美品といえます。皿には変形はありません。

入手困難な中国・明代末期(400~500年前)の呉須赤絵の貴重な品物です。時代物なので金繕はありますが、絵付けのかすれも少なく美品で、茶懐石の器として十分お使いになられる品物です。また、サイズも26センチあり飾り皿としても見栄えのする逸品です。

価格 ¥80,000-

—————商品番号 古4—————————————————————————–———————–

南京染付角皿mouse南京染付 角皿

箱 :合箱  サイズ:縦 14センチ 横 14センチ 高さ 4.5センチ 高台径 8センチ

状態:ひびはありませんが茶人好みの虫食いが多く見受けられます。

明代~清初期と思われる時代のある染付角皿です。日本の茶人がわざわざ虫食いの器を明国に注文して拵えたと言われています。この作品はその頃の品物と思われ、しかもひびや欠けが見当たらない完品5客で貴重な美術館級の作品です。茶懐石の向う付けとして最適なサイズであり、この器を用いた茶懐石は最高のおもてなしとなるでしょう。

価格 ¥80,000-

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