上村松園(うえむら しょうえん)

生涯

1875年〈明治8年〉 – 1949年〈昭和24年〉

本名は上村 津(うえむら つね)、常子(つねこ)と名乗っていたこともある。京都市下京区四条通御幸町(ごこまち)の葉茶屋「ちきり屋」の次女として生まれた。1888年、鈴木松年に師事する。1890年、第3回内国勧業博覧会に出品した「四季美人図」が英国皇太子コンノート殿下の買上げとなり、15歳にして一等褒状を受け、世間から注目されるようになった。新たな画法を学ぶべく20歳から京都画壇の中心人物・竹内栖鳳(せいほう)に師事する。1948年(昭和23年)73歳、女性として初めて文化勲章を受章。その翌年74歳で逝去。子の上村松篁(しょうこう)文化勲章受章、孫の上村淳之(あつし)京都市立芸術大学名誉教授。元京都市立美術大学教授・副学長と3代続く日本画家の家系である。

評価額 8000万円

収蔵作品