ジャム

——————–私のジャム作り—————————————————————————————————–

ジャム作りにはまってしまい、これまでに色々な果物でジャムを作ってきました。これまでに作ったジャムの種類は、苺(イチゴ)、杏(アンズ)、李(スモモ)、桜桃(サクランボ)、洋桜桃(アメリカンチェリー)、梅(ウメ)、林檎(リンゴ)、桃(モモ)、無花果(イチジク)、夏みかん、八朔(ハッサク)、ニューサマーオレンジ、獅子柚(シシユズ)、柚子(ユズ)、柿(カキ)、枇杷(ビワ)、オレンジ、ブルーベリー、ブラックベリー、マンゴー、プルーン、キューイなど、おおよそジャムになりそうな果物は作ってみました。私のジャムは甘さ控えめで果物の味を生かすように作ります。作ったジャムは熱湯で完全殺菌した瓶にジャムが熱いうちに詰めて蓋をし、逆さにして冷まします。ですから冷めた時には真空状態になっているので冷蔵庫に保管しておけば1年間はゆうに食べられます。作ったジャムの瓶には果物を描いた手書きのラベルを張り付け作製日を書いて親しい人にお分けします。これまでに作ったジャムの中でお勧めはやはりジャムの王様の苺でしょう。スーパーで特売となった小粒の苺を沢山買い込んで苺のヘタを取り、つぶさないように丸ごとジャムにします。最後の味付けはCAMUS XO(ブランデー)をたらして完成です。これを食べたらスーパーで売っている苺ジャムなんて絶対に食べられなくなってしまいます。もう一つは杏です。長野で作られた大粒の杏を二つに割って種を取り出し、砂糖をまぶして半日ほどおいてから煮詰めます。甘酸っぱいアプリコットはパンに塗っても、プレーンヨーグルトにトッピングしてもとても美味しくいただけます。あまりジャムに適さない果物もあります。それは柿です。柿はジャムにしてもやはり柿の味で柿をパンに塗って食べても美味しくはありません。みかん類は主に皮を使いますのでうまく作らないとジャムにしても皮の苦みが残ってしまいます。みかん類は種類によりますが何回か熱湯で煮だして冷水に浸けて苦みを取ります。あまり回数を増やすと特有の苦みが失われて何のジャムか分からなくなってしまうので味を見ながら作るのが良いでしょう。

獅子柚ジャム

毎年12月になると獅子柚のジャムを作ります。獅子柚は大きなもので直径20センチにもなります。香りは本柚ほど強くはなく爽やかなシトラスの香りがします。皮をむいて刻み10分ほどお湯で煮込んで灰汁を抜き水に晒します。取り出しておいた果実と砂糖を加えて煮込んでジャムにします。獅子柚ジャムは多少の苦みはありますが香りも良くパンに塗ってもヨーグルトにトッピングしても美味しく頂けます。出来あがったジャムは熱いうちに熱湯消毒した瓶に詰め、手描きしたラベルを張り付けて親しい人にお譲りします。

本柚ジャム

我が家の柚子の木は植えてから25年は経ちます。柚子は隔年で実がなり、今年はなり年に当たり100個ほど収穫出来ました。収穫した柚子は柚子茶にしたり、柚子ジャムにしたり、おすそわけしたり、柚子風呂などで楽しみます。柚子ジャムは四つ割にして皮をむきます。皮を刻んでお湯で10分ほどに詰めて水にさらし苦みを取り除きます。砂糖を加え、果汁をしぼって加え煮詰めてジャムにします。柚子ジャムはそのままパンに塗ったり、ヨーグルトにトッピングして美味しく頂けます。出来あがったジャムは熱いうちに熱湯消毒した瓶に詰め、手描きしたラベルを張り付けて親しい人にお譲りします。

苺ジャム

これまで色々なジャムを作ってきましたが、やはり一番美味しいのは苺ジャムです。小粒の苺を買ってきてヘタを切り取り、砂糖をまぶして半日ほど置きます。苺自体の糖度が高いので砂糖は控えめにします。私は苺の重量の1/5ほどの砂糖を入れましたが、これでも十分な甘さがあります。弱火でじっくり煮込み水分を飛ばします。煮ている途中に白く灰汁が出ますので丁寧に取り除きます。ヘラからポタポタ落ちる位煮つめたら火を止めます。最後にブランデーのカミューXOを少量垂らし込んで香り付けをして完成です。ジャムの容器はホームセンターで売っている80円程度のガラス瓶を使っています。瓶と蓋を煮沸し、ジャムが熱いうちに詰めてきっちり蓋を締め、逆さにして冷まします。これで容器内は完全殺菌され、真空状態になり長期間保存できます。後はラベルを手描きして貼り付け完成です。

杏ジャム

6月下旬から7月初旬になるとスーパーの果物売り場に杏が並びます。杏は苺と同様、大変美味しいジャムになります。作り方はいたって簡単で、

  1. ヘタを取って筋に沿って縦に包丁を入れ二つ割りにして種を取る。
  2. あんずを八つ割くらいに切って鍋に入れ砂糖を全体にまぶす。
  3. 1,2時間おいて果汁が溶けだしてきたら火をかける。
  4. 白い灰汁が出てきたら取り除く。
  5. 味を見て酸っぱいようだったら砂糖を追加して好みの味に調える。(あまり砂糖を入れすぎると酸味が無くなり味がぼやけます)
  6. 適当に煮詰めたら火を止め瓶づめする。瓶づめはジャムが熱いうちに瓶と蓋をを煮沸し、瓶詰めし裏返して冷まします。

あんずジャムはパンに付けても、プレーンヨーグルトにトッピングしても美味しく頂けます。また、あんずの種は天神様を取り出して杏仁豆腐を作ることもできます。

あんずジャム

 

 

 

 

 

 

 

梅ジャム

梅雨の頃になると青梅が出回ります。梅ジャムにはクエン酸が多く含まれ、殺菌、解毒、疲労回復、老化予防などで素晴らしい働きが沢山あります。材料ですが、梅ジャムに使う梅は完熟の梅でなければいけません。スーパーでは青梅を売っていますが、青梅の場合には買って2,3日置き、黄色く熟してきたらジャムにします。出来れば熟して木から落ちたばかりの梅を使うのがベストです。熟した梅で作ったジャムは甘酸っぱく、オレンジ色で美味しく見えます。

  1. 梅のヘタをきれいに取り除き水洗いする
  2. 大き目の鍋に梅を入れ水から茹でる
  3. 梅が浮いてきたらざるにあけ、粗目のざるで漉し、種を取り除く
  4. 漉した梅に砂糖を加えて煮詰める
  5. 煮詰まったら煮沸した瓶に詰め、蓋をして裏返しにして冷ます

梅は酸味が強いので砂糖は多めに入れますが、砂糖は味を見ながら数回に分けて入れ、ほど良いところで止めます。

ブラックベリージャム

7月になると我が家の竹垣に絡みつけたブラックベリーがたわわに実ります。これをホワイトリカーに漬けてブラックベリー酒にしたり、ブラックベリージャムを作ります。今回はブラックベリージャムを作りました。ブラックベリーには堅い小さな種が沢山あり、これを取り除かなければ口当たりの良い美味しいジャムが出来ません。ブラックベリージャムは酸味もあり本当に美味しいジャムです。

  1. 収穫したブラックベリーを水洗いし、ミキサーにかける
  2. ミキサーにかけた果実をざるで漉して種を取り除く
  3. 漉した果実に砂糖を加えて練る
  4. 白い灰汁が浮いてくるのですべて取り除く
  5. ジャムが熱いうちに煮沸した瓶に詰め逆さにして冷ます

いちじくジャム

9月に入ると近郊の農家が朝取れのイチジクを安く販売しています。形の悪いイチジクは加工用として安く買えるのでので、大量に仕入れていちじくジャムやコンポートを作ります。

  1. いちじくの皮を剥きマッシャーまたは瓶の底を使っていちじくをつぶす
  2. 砂糖を加えて弱火で煮詰め、レモン果汁を加える
  3. 水分が飛び飴色になるまで煮詰める
  4. 瓶を煮沸し、ジャムが熱いうちに詰め込む

いちじくコンポート

いちじくはジャムも美味しいですがコンポートもさらに美味しく頂けます。コンポートにするいちじくは小さ目で皮が軟らかいものが適しています。

  1. いちじくのヘタを切り取水洗いする
  2. 赤ワイン1、水3位の割合で煮汁を作り砂糖、レモン果汁、シナモンスティックを加える
  3. いちじくを重ねないように並べキッチンペーパーを落とし蓋にして30分ほど煮詰める
  4. 煮汁の味付けでは砂糖は最初から沢山入れず、甘すぎず、酸っぱすぎず、ご自分の美味しいと思う味になるように加えながら調整してください
  5. 瓶を煮沸し、煮汁といちじくを入れて密閉すれば冷蔵庫で半年は保存できます
  6. 冷たくしてバニラアイスを添えれば、なお一層美味しく頂けます