森陶岳(もり とうがく)

1937年 岡山県備前郡伊部に生まれる。父は窯元六姓家の森秀次
1959年 岡山大学特設美術科を卒業
1962年 郷里にて作陶活動を始める
1963年 「日本伝統工芸展」に初入選する
1966年 日本工芸会正会員となる
1968年 砂壷、彩文土器などが評価され、日本陶磁協会賞受賞
1979年 陶片や資料をもとに大窯による焼成研究を重ね、兵庫県相生郡西後明に大窯を築窯
1980年 60日間に及ぶ焼成を経て備前大甕・大壷を完成、評価を確立する
その後、岡山県牛窓町の寒風陶芸の里に53メートルにも及ぶ直炎式登窯の大窯を築き、
また、室町期に最高水準に達した大窯による備前焼の解明に取り組む
1996年 岡山県重要文化財保持者に認定
2002年 備前焼作家として初めて日本陶磁協会賞金賞を受賞
2006年 紫綬褒章授章・福武文化賞、岡山県三木記念賞受賞
2008年 全長85メートルの新大窯を築窯